「インフルエンサーって、大企業がやるものじゃないの?」——そう思っている飲食店オーナーほど、実は大きなチャンスを逃しています。
自社アカウントのみで集客:月間新規来客数 平均18人
インフルエンサー1名を活用:月間新規来客数 平均65人
同じ予算・同じ期間でも、インフルエンサーを活用するだけで新規来客が約3.5倍になります。
自社アカウントのフォロワーはすでにお店を知っている人がほとんどですが、インフルエンサーのフォロワーはまだお店を知らない新しい人たちです。インフルエンサーに投稿してもらうことで、これまでリーチできなかった層に一気にお店を知ってもらえます。
この記事では、飲食店が初めてインフルエンサーマーケティングに取り組む方向けに、選び方・DM依頼・報酬設定・効果測定まで全ステップを解説します。
1. 自社運用とインフルエンサーマーケティングの違い
まず、2つの施策の役割を整理します。この2つは競合するものではなく、組み合わせることで最大の効果が生まれます。
役割の違い
| 項目 | 自社アカウント運用 | インフルエンサーマーケティング |
|---|---|---|
| 目的 | 既存フォロワーへの情報発信・リピーター育成 | 新規顧客の獲得・認知拡大 |
| 対象 | すでにお店を知っている人 | まだお店を知らない新しい人 |
| 費用 | 主に時間(投稿作業) | インフルエンサーへの報酬 |
| 効果 | じわじわと長期的に積み上がる | 投稿直後から即効性がある |
自社アカウントで既存フォロワーを育て、インフルエンサーで新規顧客を獲得する——この2本柱が整うと、来客数が安定的に増えていきます。
実施のタイミングの目安
- 今すぐ: 自社アカウントの基本運用を整える(週3回投稿・プロフィール整備)
- 1〜3ヶ月後: マイクロインフルエンサー1名への初回依頼
- 3〜6ヶ月後: 効果確認後、継続依頼と新規テストを並行
- 6ヶ月以降: 年間計画に組み込み、繁忙期を確実に狙う
2. 飲食店に合うインフルエンサーの選び方:フォロワー数より「地元在住」が最重要
飲食店のインフルエンサー選定で最も重要な基準は、フォロワーの居住地です。
フォロワーが10万人いても大半が遠方在住なら来店にはつながりません。フォロワーが5,000人でも大半が近隣在住なら来店に直結します。
4つの選定基準
基準①:地元在住(最重要)
店舗から半径3〜5km以内に住んでいるインフルエンサーを選びます。フォロワーも同じ地域に住んでいる可能性が高く、来店につながりやすくなります。
基準②:フォロワー数5,000〜30,000人(マイクロインフルエンサー)
この規模はフォロワーとの距離が近く、エンゲージメント率が高い傾向があります。
フォロワー規模別エンゲージメント率(一次データ)
- フォロワー10万人以上:エンゲージメント率平均 2%
- フォロワー1万人以下:エンゲージメント率平均 8%
フォロワーが少なくてもエンゲージメント率が高い方が、実際の来店につながりやすいです。
基準③:グルメ・地元ライフスタイル系の投稿が多い
普段からグルメや地元情報を発信しているインフルエンサーのフォロワーは食への関心が高く、来店意欲が高い傾向があります。
基準④:エンゲージメント率5%以上
(いいね数+コメント数)÷ フォロワー数 × 100 で計算します。5%以上あればフォロワーがアクティブに反応していると判断できます。
候補の見つけ方
Instagramで地元の地名+グルメ系ハッシュタグを検索します。
例:#渋谷グルメ / #渋谷ランチ / #渋谷カフェ
投稿している人のアカウントを確認して条件に合う人をリストアップ。最初は10〜20名候補を出して、4つの基準で5〜10名に絞り込みます。
3. 初めてのDM依頼:返信率を上げる文章の作り方
候補が絞り込めたら、いよいよDMを送ります。
返信率を決める最重要ポイント:「なぜあなたに頼みたいか」を具体的に伝えること。
大量のPR依頼DMが届く中で、「ちゃんと自分の投稿を見てくれた」と感じてもらえるDMだけが返信されます。
DM文章の基本構成(5パート)
- 挨拶・自己紹介(2行)
- なぜこの人に頼みたいか(具体的な投稿に言及)
- お店の簡単な説明(1〜2行)
- 依頼の概要(1〜2行)
- 次のアクション(返信を促す)
DM文例
はじめまして。
渋谷で〇〇食堂を営んでいる田中と申します。〇〇さんの「渋谷のランチ開拓」シリーズ、いつも楽しく拝見しています。
地元のお店を丁寧に紹介されている姿勢に、とても共感しました。私たちは、地元の野菜を使った定食屋を営んでおります。
ぜひ一度ご来店いただき、ご感想をシェアいただけたらと思いご連絡しました。
ご興味があれば、詳細をお送りします✨
DM送付の3つのポイント
- 長すぎない(8〜10行が最適)
- 相手の具体的な投稿名・シリーズ名に言及する
- 最初から報酬の話をしない
返信が来たら、来店日・投稿内容の方向性・報酬などの詳細をすり合わせていきます。
4. 報酬設定と効果測定:ROI 300%以上を目標に
フォロワー数別の報酬目安(一次データ)
| フォロワー数 | 報酬の目安 |
|---|---|
| 5,000人以下 | 食事提供のみ〜5,000円 |
| 5,000〜1万人 | 5,000〜2万円 |
| 1〜3万人 | 2〜5万円 |
| 3万人以上 | 5万円〜要相談 |
初回は「食事提供+少額報酬」から始めるのが最もリスクが少ない方法です。 まず1〜2名に少額で依頼して効果を確認し、良ければ予算を増やしていきます。
効果測定の方法
クーポンコードで来客数を計測する
インフルエンサー専用のクーポンコードを設定することで、投稿経由の来客数を直接把握できます。
「〇〇さんの投稿を見た」と言ってくれた方に、ドリンク1杯サービス🎁
このクーポン利用数が、そのまま投稿経由の来客数になります。
ROIの計算式
ROI = 投稿経由の売上 ÷ 報酬 × 100
目標:ROI 300%以上(報酬3万円なら、投稿経由の売上9万円以上)
投稿後にやること3つ
①ステマ規制の確認
景品表示法に基づき、投稿の冒頭に【PR】が明記されているかを確認します。記載がない場合は速やかに追記をお願いしてください。
②投稿を自社アカウントでシェアする
インフルエンサーの投稿を自社アカウントのストーリーズでシェアします。「〇〇さんにご来店いただきました!」という投稿と合わせることで、既存フォロワーへの認知も広がります。
③継続依頼を検討する
効果が良ければ、同じインフルエンサーへの2回目の依頼を優先的に検討してください。同じインフルエンサーに継続依頼する方が、毎回違う人に頼むよりROIが高くなるというデータがあります。1回目より2回目、2回目より3回目と、回数を重ねるごとに効果が上がっていきます。
5. まとめ:飲食店のインフルエンサーマーケティングは「地元×マイクロ×継続」が鍵
この記事のポイントをまとめます。
- 自社アカウント運用(リピーター育成)とインフルエンサーマーケティング(新規獲得)は組み合わせることで最大の効果が生まれる
- 飲食店のインフルエンサー選定は「地元在住」が最優先。フォロワー5,000〜30,000人・エンゲージメント率5%以上のマイクロインフルエンサーが最適
- DMは相手の具体的な投稿に言及した8〜10行の文章が返信率を高める
- 初回は食事提供+少額報酬からスタートし、専用クーポンコードでROIを計測する
- 目標ROIは300%以上。効果が良ければ同じインフルエンサーへの継続依頼を優先する(回数を重ねるほどROIが上がる)
今日やること: まず地元のグルメ系ハッシュタグで候補インフルエンサーを3名探してみてください。所要時間は30分程度。「この人なら、うちのお店に合いそう」と思える人を見つけるだけで、大きな一歩です。
予算の大小にかかわらず、正しい戦略と効果測定があれば、インフルエンサーマーケティングは中小企業でも十分に成果を出せる施策です。まずはあなたのビジネスに最適なインフルエンサーを見つけることから始めてみてください。
予算に合わせた最適なインフルエンサーの組み合わせをAIが自動で診断する Miniflu(ミニフル) では、初回登録で1,800クレジット無料・月額固定費ゼロでお試しいただけます。「何から始めればいいかわからない」という方も、ぜひ一度診断を試してみてください。
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監修・運営
Miniflu(ミニフル)編集部|
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