同じお店・同じ料理でも、投稿の作り方次第でいいね数が7倍以上変わります。
工夫なし投稿:いいね数平均12件 →
工夫あり投稿:いいね数平均89件(一次データ)
飲食店のSNSマーケティングで「バズる」とは、何万人にリーチする必要はありません。地元の人に「行きたい!」と思ってもらえれば十分です。
この記事では、写真・キャプション・ハッシュタグの3つに分けて、今日からすぐ実践できるテクニックを完全解説します。
1. 写真:「美味しそう」を伝える5つのコツ
Instagramはまず写真で勝負が決まります。フォロワーが投稿を見る時間は平均わずか1〜2秒。その短い時間で「見たい」と思ってもらえるかどうかが全てです。
コツ①:自然光で撮る(最重要)
飲食店のInstagramで最もよくある失敗が暗い写真です。夜の店内でフラッシュを使って撮った料理は実物より美味しくなさそうに見えます。
最善策: 窓際の席で昼間に撮影する。ランチ営業前や仕込みの時間に撮影するのがおすすめです。夜しか撮れない場合はLEDの撮影用ライト(3,000〜5,000円程度)を1台用意するだけで写真の質が大きく変わります。
コツ②:角度は「真上」か「斜め45度」
角度別の向き不向き
- 真上(俯瞰): パスタ・ピザ・丼もの等、広がりのある料理。全体が均等に見えて色鮮やかに映る
- 斜め45度: バーガー・ケーキ等、高さのある料理。層や断面が見えて食欲をそそる
- 正面(水平): カクテル・ラテアート等、横から見た時に美しいもの
迷ったら真上と斜め45度の両方を撮って見比べてみてください。
コツ③:背景をシンプルにする
テーブルの上に余計なものが写り込んでいると料理に集中できません。
残してOK: カトラリー・グラス・木目テーブルや白いテーブルクロス等のシンプルな背景
片付けるもの: 醤油差し・ソース類・スマホ・財布等の私物
コツ④:料理が「旬な瞬間」に撮る
料理は時間が経つほど見た目が悪くなります。
- 揚げ物:揚げたて・湯気が出ている瞬間
- パスタ:盛り付けた直後(時間が経つと麺が固まる)
- ケーキ:切った直後の断面
- ラーメン:スープが熱々の状態
厨房から出てきたら、まず写真を撮る習慣をつけてください。
コツ⑤:複数枚投稿(カルーセル)を活用する
エンゲージメント率の比較(一次データ)
- 写真1枚の投稿:平均エンゲージメント率 3.2%
- カルーセル(複数枚):平均エンゲージメント率 5.8%
おすすめのカルーセル構成
- 1枚目:料理の全体像(フック)
- 2枚目:料理のアップ(素材感・テクスチャ)
- 3枚目:断面や中身
- 4枚目:お店の雰囲気
- 5枚目:メニュー表や価格
1枚目で「気になる!」と思ってもらい、2枚目以降で詳しく伝える構成だけでエンゲージメント率が大きく上がります。
2. キャプション:「行きたい」と思わせる文章の3パート構成
写真で目を引いたら、次はキャプションで「行きたい」という気持ちを作ります。
キャプションの基本3パート構成
パート1:フック(最初の1〜2行)
続きを読みたくなる一言
パート2:本文(3〜8行)
料理・お店の魅力を具体的に
パート3:行動を促すクロージング(最後の1〜2行)
来店・予約・フォローを促す
パート1:フックが最重要
Instagramのキャプションは最初の2行だけが表示され、残りは「続きを読む」をタップしないと見えません。最初の2行が全てです。
効果的なフックの4つの型
| 型 | 例 |
|---|---|
| 数字を使う | 「仕込みに12時間かけた、とんこつスープです」 |
| 問いかける | 「今週末のランチ、もう決まりましたか?」 |
| 意外性を出す | 「この料理、実は3種類の食べ方があります」 |
| 限定感を出す | 「今年も、秋限定の栗ご飯が始まりました」 |
「今日も営業中です!」「新メニューが出ました!」ではなく、フォロワーが「続きを読みたい」と思える一言から始めましょう。
パート2:本文は「具体的」に書く
キャプションで最もよくある失敗は「美味しい」「おすすめ」だけで終わることです。
NG例
新メニューのパスタです。
美味しいのでぜひ食べに来てください!
OK例
北海道産の生ウニをたっぷり使った、クリームパスタが新登場。
ウニの濃厚な甘みと、軽めに仕上げたクリームソースが絡んで、一口食べると止まらなくなります。
パスタは毎朝手打ちしているため、もちもちの食感も楽しんでいただけます。
具体的に書くポイント: 食材の産地・こだわり、食べた時の味・食感を言葉にする、作り手のこだわりや想い。「美味しい」は誰でも書ける言葉ですが「北海道産の生ウニ」「毎朝手打ち」はあなたのお店にしか書けない言葉です。
パート3:行動を促すクロージング
キャプションの最後は、フォロワーに次の行動を促す一言で締めます。
- 来店を促す:「ご予約はプロフィールのリンクから👆」
- 緊急性を出す:「週末の席はあとわずかです。お早めにどうぞ✨」
- コメントを促す:「みなさんはどんなパスタが好きですか?コメントで教えてください💬」
- フォローを促す:「毎週新しいメニューを更新中。フォローしてチェックしてみてください✨」
キャプションの最適文字数
目安:150〜300文字
長すぎると読まれず、短すぎると魅力が伝わりません。スマホで読んだ時に「続きを読む」をタップしたくなる程よい長さを意識してください。
3. ハッシュタグ:地元の人に届ける選び方
ハッシュタグはお店を知らない人に投稿を届けるための手段です。飲食店の場合、地元のフォロワーに届けることが最優先です。
ハッシュタグの3カテゴリと推奨数
カテゴリ①:地域系(必須・3〜5個)
#渋谷グルメ / #渋谷ランチ / #渋谷カフェ / #渋谷ディナー / #渋谷居酒屋
都道府県名・市区町村名・最寄り駅名を組み合わせて選ぶ。
カテゴリ②:料理・ジャンル系(3〜5個)
#イタリアン / #パスタ / #ウニパスタ / #手打ちパスタ
大きなカテゴリ(#イタリアン)と具体的なメニュー名(#ウニパスタ)を組み合わせる。
カテゴリ③:シーン・ターゲット系(2〜3個)
#デートにおすすめ / #記念日ディナー / #女子会 / #子連れランチ
自分のお店にどんな人に来てほしいかを考えて選ぶ。
ハッシュタグの最適数:10〜15個
多すぎるとスパムっぽく見え、少なすぎると届きません。10〜15個に絞って的確なものを選びましょう。
NG例(避けるべきパターン)
#グルメ #飯テロ #food #instafood #yummy #美味しい #料理 #ご飯…
このようなビッグワードや無関係なハッシュタグは競合が多すぎて埋もれるか、全く関係ない人に届くだけです。地域名+料理ジャンル+シーンの組み合わせに絞ってください。
4. 投稿前の最終チェックリスト
投稿する前に以下を確認する習慣をつけましょう。
写真
□ 明るく撮れているか
□ 背景がシンプルか
□ 料理が美味しそうに見えるか
□ 複数枚投稿を活用しているか
キャプション
□ 最初の2行でフックがあるか
□ 具体的な内容が書かれているか
□ 最後に行動を促す一言があるか
□ 150〜300文字に収まっているか
ハッシュタグ
□ 地域系が3〜5個あるか
□ 料理・ジャンル系が3〜5個あるか
□ シーン系が2〜3個あるか
□ 合計10〜15個に収まっているか
5. まとめ:飲食店Instagramのバズる投稿は「写真・キャプション・ハッシュタグ」の3点セット
この記事のポイントをまとめます。
- 同じお店・同じ料理でも投稿の作り方次第でいいね数が平均7倍以上変わる(12件→89件)
- 写真は自然光・真上か斜め45度・シンプルな背景・旬な瞬間・カルーセルの5点が基本。カルーセルはエンゲージメント率が単枚の1.8倍になる
- キャプションは「フック→具体的な本文→行動を促すクロージング」の3パート構成で150〜300文字に収める
- 最初の2行でフック(数字・問いかけ・意外性・限定感)を作ることがエンゲージメント率を左右する
- ハッシュタグは地域系・料理ジャンル系・シーン系を組み合わせて10〜15個が最適。ビッグワードの乱用は逆効果
- 投稿前チェックリストを習慣化することで投稿品質が安定的に向上する
今日やること: 次の投稿を、このガイドの通りに作ってみてください。写真は昼間に窓際で撮る・キャプションは最初の2行でフックを意識する・ハッシュタグに地域名を必ず入れる。この3つだけ意識するだけで、これまでとは明らかに反応が変わるはずです。
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