| ナレッジ
Miniflu.com へ
Miniflu

見つかる、使える、広がる。ビジネスナレッジ。

マーケティング、業務改善、AI活用など、現場で役立つ情報をわかりやすく発信。

インフルエンサーマーケティング > 成功事例

インフルエンサー再依頼でROIが4倍になった事例|同じインフルエンサーへのリピート依頼が効果的な5つの理由

インフルエンサー再依頼でROIが4倍になった事例|同じインフルエンサーへのリピート依頼が効果的な5つの理由

「1回目は成功したけど、次は別のインフルエンサーに頼んだ方がいいのか?」——この判断で迷っている方に、まず結論をお伝えします。

同じインフルエンサーへの再依頼は、初回より効果が高くなる可能性があります。

東京のオーガニックティーブランド「Green Harmony」は、同じインフルエンサーへの2回目の依頼で売上が初回の3倍(22万円→68万円)、ROIが初回の約4倍(340%→1,260%)を達成しました。

この記事では、なぜ再依頼が効果的なのか、どう訴求内容を変えれば良いのか、実際の投稿変化・数値データ・1年間の売上推移まで、事例をもとに解説します。

1. 事例の概要:オーガニックティーブランドの1年間の成長

ブランドと施策者のプロフィール

東京でオーガニックティーブランド「Green Harmony」を営む佐藤健一さん(38歳・仮名)は、大手食品メーカーでマーケティングを10年担当した後に独立。100%オーガニック・無農薬・無添加の日本茶を職人が手作業で焙煎する商品(価格帯1,500〜3,500円)を展開しています。

施策前の状況(一次データ)

  • 開業からの期間:2年目
  • 月平均売上:40万円
  • 課題:ECサイト・SNSを運用しているが認知が広がらず売上が停滞

依頼したインフルエンサー:美咲さん(仮名)

  • フォロワー数:15,000人
  • 属性:27歳・ナチュラル・オーガニック志向・丁寧な暮らしを発信
  • フォロワー層:20〜30代女性中心
  • エンゲージメント率:6.5%
  • 各回の報酬:5万円(全4回共通)

4回の依頼による売上推移(一次データ)

依頼回数内容軸売上ROI
1回目商品紹介22万円340%
2回目朝のルーティン68万円1,260%
3回目秋の季節提案72万円1,340%
4回目冬のギフト提案95万円1,800%

2. 1回目の投稿:良好な出発点

初回依頼の経緯と内容

健一さんは美咲さんのオーガニック志向・丁寧な暮らしの発信スタイルがブランドの世界観と合致していると判断し、DMで依頼。商品3種類を送付し、正直な感想の投稿を依頼しました。

1回目の投稿内容(要旨)

「Green Harmonyのオーガニックティーは100%オーガニック・無農薬・無添加で、日本の職人が手作業で焙煎。香りが良くて一口飲んだ瞬間にほっとする。丁寧な暮らしにぴったり」という商品紹介型の投稿。

1回目の結果(一次データ)

  • いいね:980件
  • コメント:125件
  • 保存:220件
  • エンゲージメント率:8.8%
  • 売上:22万円(注文85件)
  • ROI:340%(投資5万円に対し利益12万円)

1回目は良好な結果でしたが、健一さんはこれが「始まりに過ぎなかった」ことを、この時点ではまだ気づいていませんでした。

3. 2回目依頼の決断:「別の人に頼む」vs「同じ人に再依頼」

なぜ再依頼を選んだのか

健一さんは2回目の依頼先として「別のインフルエンサーで新しい層にリーチする」か「美咲さんに再依頼する」かで迷いました。

美咲さんに相談したところ、「1回目の投稿後にフォロワーから『どこで買えますか?』『まだ売ってますか?』というDMがたくさん来ていた」という情報を得ました。

重要な気づき

インフルエンサーの投稿を見るのはフォロワーの約40%。残り60%は1回目の投稿を見ていません。

また、1回目を見て「気になった」ものの購入に至らなかった人が、2回目の投稿をきっかけに購入を決断するという構造があります。再依頼は「新しい人への初回訴求」と「既存の関心層への背中押し」を同時に行う施策なのです。

4. 1回目と2回目の訴求内容の変化:「商品紹介」から「使用シーン」へ

投稿軸の設計変更

項目1回目2回目
訴求軸商品紹介使用シーン(朝のルーティン)
ターゲット心理「こんな商品があります」「こんな生活ができます」
主なターゲット新規・未知の層1回目で興味を持った層+見逃した層
ストーリーの深さ浅い(商品説明)深い(生活への共感)

2回目の投稿内容(要旨)

「私の朝のルーティン:白湯→ヨガ→Green Harmonyのお茶→読書。お茶の香りで目が覚めて、味で心が落ち着く。この時間があるから1日を気持ちよくスタートできる」という生活シーン型の投稿。

さらにストーリーズで3部構成(お湯を沸かす→お茶を淹れる→飲む瞬間)に分けて投稿し、24時間後に「DMで多数お問い合わせいただいたので改めてシェアします」という追加ストーリーズも公開。

2回目の結果(一次データ)

  • いいね:1,250件(1回目比+28%)
  • コメント:180件(1回目比+44%)
  • 保存:420件(1回目比+91%
  • エンゲージメント率:12.3%(1回目より**+3.5ポイント**)
  • 売上:68万円(注文255件)
  • ROI:1,260%(投資5万円に対し利益58万円)

5. 再依頼でROIが4倍になった5つの理由

理由①:1回目を見逃したフォロワーへのリーチ

1回目の投稿を実際に見たのはフォロワーの約40%です。2回目の投稿によって、残り60%のうちの一部に初めてリーチすることができます。同じフォロワー層に対して、実質的に「初回投稿」として機能します。

理由②:1回目で「気になった」人が購入を決断

1回目の投稿を見て興味は持ったものの、その時点では購入に至らなかった人が一定数います。2回目の投稿が「背中を押す」きっかけになります。この「温まっていた層」への訴求は、完全な新規への訴求より購買転換率が高い傾向があります。

理由③:複数回の露出による信頼性の向上

1回だけの投稿は「広告かもしれない」と疑われることがあります。同じインフルエンサーが時間を置いて2回投稿することで「本当に継続して使っているんだ」という信頼が生まれ、購買転換率が上がります。

理由④:訴求ストーリーの深まりによる共感の拡大

1回目(商品紹介)→2回目(使用シーン)→3回目(季節の楽しみ方)→4回目(ギフト提案)と、回数を重ねるごとに訴求の深みが増します。「商品を知る」から「生活に取り入れたい」という共感への移行が、コンバージョン率の向上につながります。

理由⑤:1回目購入者のリピート購入も発生

2回目の投稿は、新規顧客への訴求だけでなく、1回目の投稿をきっかけに購入した既存顧客への「また買おう」という動機付けにもなります。新規とリピートの両方を同時に取り込める点が、再依頼の大きなメリットです。

6. 3回目・4回目:回数を重ねるごとに効果が上がった理由

3回目(2ヶ月後):季節の変わり目訴求

「秋になってほうじ茶を飲むようになった。香ばしくて温かくて、秋の夜にぴったり。季節ごとに楽しみ方が変わるのも好き」という季節連動型の投稿。

3回目の結果: 売上72万円・ROI 1,340%

4回目(さらに2ヶ月後):クリスマスギフト訴求

「今年のクリスマスプレゼントにGreen Harmonyのお茶のセットを選んだ。大切な人に丁寧な暮らしをプレゼントできる気がして。自分用にも買っちゃった」というギフト提案型の投稿。

4回目の結果: 売上95万円・ROI 1,800%

回数と効果の相関

依頼回数訴求内容ROI特徴
1回目商品紹介340%認知獲得
2回目使用シーン1,260%信頼+背中押し
3回目季節提案1,340%継続使用の証明
4回目ギフト提案1,800%購買動機の多様化

回数を重ねるごとにROIが上昇しているのは、インフルエンサーとブランドの関係が「依頼先」から「本物のファン」へと深化したことが背景にあります。

7. インフルエンサーとの関係性の変化:依頼先からパートナーへ

関係性の変化プロセス

1回目: ビジネスライクな依頼→投稿→終了の関係。

2〜4回目以降: 信頼関係が生まれ、投稿内容を一緒に考えるようになりました。美咲さんがGreen Harmonyの新商品を一番最初に試す関係に発展。

美咲さんの言葉(インタビュー)

「最初は仕事でした。でも、何回か一緒にやっていくうちに、Green Harmonyのファンになりました。今は、本当に好きで使っています」

この「本物のファン化」が、投稿の説得力と信頼性をさらに高め、ROIの向上につながっています。

ブランドへの副次効果

美咲さんの4回の投稿をきっかけに、他のインフルエンサーから「紹介したい」という問い合わせが届くようになりました。さらに購入者がSNSに「美咲さんの投稿を見て買いました!毎朝の楽しみになってます」と自発的に投稿し、口コミの第2波が生まれました。

8. 再依頼を成功させる4つのポイント

ポイント①:訴求軸を毎回変える

同じ商品でも「商品紹介→使用シーン→季節提案→ギフト提案」と角度を変えることで、毎回フレッシュな内容として受け取られます。前回と全く同じ内容を再投稿するのは逆効果です。

ポイント②:前回投稿との間隔は2〜3ヶ月が目安

短すぎると「また広告だ」と受け取られ、長すぎると前回投稿の記憶が薄れます。2〜3ヶ月間隔が、「またこのブランドを見た」という適切な頻度感を生みます。

ポイント③:季節やイベントに合わせた訴求を設計する

3回目(秋)・4回目(クリスマス)の事例のように、季節やイベントに訴求を合わせることで「今買う理由」が生まれ、コンバージョン率が向上します。

ポイント④:ストーリーズを活用した追加投稿を依頼する

フィード投稿の24時間後にストーリーズで「DMでお問い合わせが多かったので改めてシェア」という形の追加投稿をしてもらうことで、フィード投稿を見逃した層へのリーチが広がります。

9. 1年間の成果:月売上が3倍に

月売上の推移(一次データ)

  • 施策前:月平均40万円
  • 4回の依頼から1年後:月平均120万円(3倍の成長

この成長は美咲さんへの投資(各5万円×4回=計20万円)によってもたらされたものです。合計投資20万円が、年間売上の3倍成長に貢献しました。

成長の構造

インフルエンサーの投稿(認知)→購入者のSNS口コミ(第2波)→他インフルエンサーからの問い合わせ(第3波)という好循環が生まれ、追加広告費ゼロでの認知拡大が継続しています。

10. まとめ:同じインフルエンサーへの再依頼が中小ブランドに与える効果

この事例のポイントをまとめます。

  • 同じインフルエンサーへの再依頼は、初回より効果が高くなる(ROI:1回目340% → 2回目1,260% → 4回目1,800%)
  • フォロワーの約60%は1回目の投稿を見ていないため、2回目は実質的に「新しい層への初回投稿」として機能する
  • 「1回目で気になったが買わなかった層」への背中押し効果が、2回目のROIを大幅に引き上げる
  • 訴求軸を毎回変える(商品紹介→使用シーン→季節提案→ギフト提案)ことで、回数を重ねるほど効果が上がる
  • 複数回の依頼によってインフルエンサーが「本物のファン」化し、投稿の説得力と信頼性が向上する
  • 再依頼の費用は各回同じ5万円でも、ROIは最終的に1,800%まで向上した

新しいインフルエンサーを常に探し続けることも重要ですが、まずは効果が出た同じインフルエンサーへの2回目・3回目の再依頼を検討してみてください。同じコストで、はるかに高いROIを得られる可能性があります。

予算の大小にかかわらず、正しい戦略と効果測定があれば、インフルエンサーマーケティングは中小企業でも十分に成果を出せる施策です。まずはあなたのビジネスに最適なインフルエンサーとの長期的な関係を築くことから始めてみてください。

予算に合わせた最適なインフルエンサーの組み合わせをAIが自動で診断する Miniflu(ミニフル) では、初回登録で1,800クレジット無料・月額固定費ゼロでお試しいただけます。「何から始めればいいかわからない」という方も、ぜひ一度診断を試してみてください。

MinifluのAI相性診断を無料で試す

関連記事

監修・運営

Miniflu(ミニフル)編集部|
AIインフルエンサーマッチングサービス 公式サイト:https://miniflu.com/