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年末商戦インフルエンサー活用で1ヶ月480万円|アクセサリーブランドが年間売上40%を稼いだ事例

年末商戦インフルエンサー活用で1ヶ月480万円|アクセサリーブランドが年間売上40%を稼いだ事例

「12月だけ予算を5倍に増やしてインフルエンサーに集中投資する」——この戦略を実行した京都の小さなアクセサリーブランドが、1ヶ月で480万円・年間売上の40%を達成しました。

12月は消費者の購買意欲が年間で最も高まる時期です。この特性を最大限に活かし、7名のインフルエンサーを4フェーズに分けて段階投稿した施策の全貌を、実際のデータとともに解説します。「年末商戦をインフルエンサーで攻めたい」「12月に集中投資すべきか迷っている」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. 事例の概要:京都のアクセサリーブランド「Luna Stella」の年末商戦

ブランドと施策者のプロフィール

今回ご紹介するのは、京都でアクセサリーブランド「Luna Stella」を運営する藤原美咲さん(33歳・仮名)の実例です。大手ジュエリーメーカーでデザイナーとして7年間勤務した後に独立。月と星をモチーフにした職人手作りのアクセサリー(価格帯8,000〜30,000円)を展開しています。

施策前の状況(一次データ)

  • 開業年数:3年目
  • 月平均売上:87万円(1〜11月平均)
  • 11月売上:85万円
  • 通常月の広告・マーケティング費:10万円
  • 課題:月80〜100万円で安定はしているが成長が止まっている

施策の概要と結果

通常月の5倍にあたる50万円を12月の1ヶ月間に集中投資し、7名のインフルエンサーに段階的に投稿してもらう年末商戦施策を実施。

結果(一次データ)

  • 12月売上:480万円(前月比564%)
  • 年間売上合計:1,440万円
  • 12月が年間売上に占める割合:40%
  • 翌1月売上:120万円(前年同月比25%増)
  • 翌年月平均売上:115万円(施策前比30%増)

2. なぜ12月に集中投資するのか:年末商戦が持つ3つの特性

特性①:年間で最も購買意欲が高まる時期

12月は、ボーナス支給・クリスマスプレゼント需要・自分へのご褒美・年末の特別感が重なる、消費行動が最も活発になる月です。同じ商品でも、通常月より高価格帯でも購入されやすい傾向があります。

特性②:ギフト需要による客単価の上昇

アクセサリーはクリスマスプレゼントの定番カテゴリーです。実際にこの事例では購入者の60%がギフト用途、40%が自分用(自分へのご褒美)という内訳になりました。ギフト購入者は「良いものを選びたい」という心理が働くため、通常購入より客単価が上がりやすい特徴があります。

特性③:年末商戦の成功が翌年の顧客基盤になる

12月に獲得した新規顧客のリピート率は18%(翌1月に再購入)。年末商戦は単月の売上増加にとどまらず、翌年の安定顧客を獲得する機会でもあります。

通常月と年末商戦月の比較

項目通常月(平均)12月(年末商戦)
売上87万円480万円
広告費10万円50万円
ROI(概算)870%960%
客層固定ファン中心新規・ギフト購入者が大半

3. インフルエンサー選定:7名の内訳と選定基準

選定基準の5項目

美咲さんが11月下旬から2週間かけて設定した選定基準は以下の通りです。

  • フォロワー層が25〜40代女性であること
  • 美意識・上品さが投稿から伝わること
  • エンゲージメント率5%以上であること
  • クリスマス・ギフト・ライフスタイルへの関心が見られること
  • 1人あたりの報酬が予算内(5〜8万円)に収まること

選定した7名の内訳(一次データ)

Aさん(28歳・フォロワー22,000人)

OL向け・エンゲージメント率高・報酬8万円

Bさん(32歳・フォロワー18,000人)

働く女性向け・美容ライフスタイル系・報酬7万円

Cさん(35歳・フォロワー15,000人)

大人女性向け・上品な雰囲気・報酬6万円

Dさん(29歳・フォロワー25,000人)

ファッション系・リーチ数が最大・報酬8万円

Eさん(31歳・フォロワー12,000人)

ライフスタイル系・エンゲージメント率が高い・報酬5万円

Fさん(27歳・フォロワー20,000人)

美容系・若い女性へのリーチ・報酬7万円

Gさん(33歳・フォロワー16,000人)

上品系・30代中心・報酬6万円

合計:7名・47万円(残り3万円は商品提供等に充当)

4. 投稿スケジュールの設計:4フェーズ段階投稿

12月を4つのフェーズに分けた理由

7名を同日に一斉投稿させず、12月全体に分散させたのは「1ヶ月を通じて継続的に話題化する」ためです。フェーズを分けることで、「早期購入層」「本格検討層」「駆け込み購入層」という異なる購買行動タイミングを全てカバーできます。

4フェーズの設計

フェーズ1(12月1〜7日):早期購入層の取り込み

投稿人数:2名(AさんBさん)
ターゲット:クリスマス前に早めに準備する層
メッセージ軸:「自分へのご褒美」「12月の特別感」

フェーズ2(12月8〜14日):本格始動・認知拡大

投稿人数:3名(BさんCさんDさん)同日投稿
ターゲット:クリスマスプレゼントを検討し始める層
メッセージ軸:「大切な人へのプレゼント」「みんなが選ぶブランド」

フェーズ3(12月15〜21日):クリスマス直前の駆け込み需要

投稿人数:2名(EさんFさん)
ターゲット:「まだプレゼントを決めていない」層
メッセージ軸:「まだ間に合う」「クリスマスまであと10日」

フェーズ4(12月22〜25日):最終追い込み・再投稿

施策:過去投稿の6名がストーリーズで再投稿
ターゲット:ラスト直前の最終決断層
メッセージ軸:「クリスマスまであと〇日」緊急訴求

5. フェーズ別の売上結果:段階投稿がもたらした累積効果

フェーズ1(12月1〜7日):85万円

初日のAさん投稿だけで18万円(注文12件)を達成。「1日でいつもの1ヶ月分の売上が出た」と美咲さんは驚きを語っています。7日間合計では85万円に達しました。

フェーズ2(12月8〜14日):145万円

3名の同日投稿により「このブランド、最近よく見る!」という認知が急速に広がりました。12月8日1日だけで52万円(注文35件)を達成。「1人では作れなかった話題感が、3人の同時投稿で生まれた」と分析しています。

フェーズ3(12月15〜21日):180万円

「クリスマスまであと10日」という緊急感を訴求した投稿が駆け込み需要を刺激。12月15日に68万円(注文46件)を記録。この時点で在庫が枯渇し、急遽追加生産を手配。

フェーズ4(12月22〜25日):70万円

再投稿(ストーリーズ)とインフルエンサー投稿を見た人からの口コミが重なり、インフルエンサーの投稿を直接見ていない新規顧客からの注文も増加。

月間合計

フェーズ期間売上
フェーズ112/1〜785万円
フェーズ212/8〜14145万円
フェーズ312/15〜21180万円
フェーズ412/22〜2570万円
合計12月480万円

6. 年末商戦が翌年の成長につながった:リピート効果の分析

1月以降の売上推移(一次データ)

  • 翌1月:120万円(前年同月比+25%・過去最高の1月売上)
  • 翌2・3月:115万円前後で安定推移
  • 翌年月平均:115万円(施策前87万円比、約30%増

なぜ翌月以降も売上が維持されたのか

12月の年末商戦で獲得した新規顧客のうち18%が翌1月に再購入。加えて、12月中にSNSへ自発的に投稿してくれたお客様による口コミ(第2波)が、1月以降も新規顧客の流入を生み続けました。

年末商戦は「1ヶ月だけの売上ブースト」ではなく、翌年の顧客基盤を構築するための投資でもあります。

7. 成功要因の分析:なぜ1ヶ月で年間売上の40%を達成できたのか

要因①:12月という最強のタイミングへの集中投資

通常月の広告費10万円を12月だけ50万円(5倍)に引き上げたことが最大の要因です。購買意欲が最も高い時期に予算を集中させることで、ROIが最大化されます。

要因②:4フェーズの段階投稿による1ヶ月の継続話題化

7名を一斉投稿させず段階的に配置したことで、12月全体を通じて「話題が持続する」状態を作りました。購買意思決定のタイミングが人によって異なる中、早期購入層・中間層・駆け込み層の全てを取り込めた構成です。

要因③:「ギフト需要」と「自分用需要」の両立

インフルエンサー7名の投稿を「プレゼント訴求」と「自分へのご褒美訴求」に役割分担させたことで、購入動機の異なる2つの大きな需要を同時に獲得しました(ギフト用60%・自分用40%)。

要因④:フェーズ3の「緊急訴求」が駆け込み需要を最大化

「クリスマスまであと10日」という期限を明示した投稿が、それまで迷っていた層の購買決断を後押ししました。フェーズ3(12月15〜21日)が180万円と最大の売上を記録したのはこの効果によるものです。

要因⑤:商品の本質的な品質

美咲さんが3年間こだわり続けた職人手作りのデザインと品質が、購入後のお客様満足度を高め、口コミ投稿・リピート購入につながりました。インフルエンサー施策は「認知を広げるツール」に過ぎず、商品品質がなければリピートも口コミも生まれません。

8. 年末商戦インフルエンサー施策を成功させる5つの準備

準備①:11月中旬から選定・交渉を開始する

12月投稿のインフルエンサーへの依頼は、遅くとも11月中旬には始める必要があります。人気のインフルエンサーは年末商戦期間に依頼が集中するため、早期の接触が有利です。

準備②:予算は通常月の3〜5倍を確保する

年末商戦で効果を出すには、通常月より大きな予算集中が必要です。この事例では5倍(10万円→50万円)でしたが、最低でも3倍程度の集中投資が推奨されます。

準備③:在庫・生産体制を事前に強化する

施策が成功すると想定以上の注文が来ます。特に職人手作りなど生産に時間がかかる商品は、在庫枯渇で機会損失が生まれるリスクが高いため、通常の2〜3倍の在庫を事前に確保することが重要です。

準備④:ギフト対応の特別施策を用意する

クリスマス限定ギフトセット・ラッピング無料・メッセージカード封入など、ギフト購入者が「これを贈りたい」と感じる付加価値を用意することで、客単価と購買転換率が向上します。

準備⑤:フェーズ別の投稿タイミングを事前設計する

「早期・中間・直前・ラスト」の4フェーズに分けて投稿タイミングを設計することで、異なる購買行動タイミングの顧客を取り込みながら、1ヶ月を通じた話題の継続性を生み出せます。

9. まとめ:年末商戦×インフルエンサー施策が中小ブランドに与える効果

この事例のポイントをまとめます。

  • 通常月87万円→12月480万円(前月比564%)を達成した要因は「予算の5倍集中投資」と「4フェーズ段階投稿」の組み合わせ
  • 12月は購買意欲・ギフト需要・自分へのご褒美需要が重なる年間最強の月であり、集中投資のROIが最大化しやすい
  • 7名を一斉投稿させず4フェーズに分散させたことで、12月全体を通じた継続的な話題化に成功した
  • ギフト訴求60%・自分用訴求40%という役割分担が、2つの大きな需要を同時に取り込んだ
  • 年末商戦は単月の売上増にとどまらず、翌年の顧客基盤(月平均30%増)を構築する投資でもある
  • 在庫・生産体制の事前強化と、11月中旬からの早期準備が成功の前提条件

年末商戦でインフルエンサーを活用するには、予算の集中投資・段階的なスケジュール設計・在庫体制の整備という3つの準備を11月中に完了させることが最大のポイントです。

予算の大小にかかわらず、正しい戦略と効果測定があれば、インフルエンサーマーケティングは中小企業でも十分に成果を出せる施策です。まずはあなたのビジネスに最適なインフルエンサーの組み合わせを見つけることから始めてみてください。

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